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蜆 [しじみ] (corbricula) |
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汽水域から淡水域に棲息する斧足(ふそく)類シジミ科の2枚貝。日本では、汽水域に棲息するヤマトシジミ(大和蜆、Corbriculajaponica PRIME)、琵琶湖固有種のセタシジミ(瀬田蜆、Corbriculasandai PEINBARDT)、淡水域に棲息するマシジミ(真蜆、Corbriculaleana PRIME )の3種が棲息する。現在食用になっているのは、ほとんどがヤマトシジミで、日本の内水面漁業の最も重要(最大)の漁業資源である。ヤマトシジミは殻長3〜4cm。肉は琥珀酸を含む。宍道湖のヤマトシジミの水揚げは平成11年以降、年間7,500t前後。全国の43%で一位の産量。宍道湖漁協の組合員は1,200人。蜆漁師300人。蜆漁は、船の動力を利用して湖底を掻く「機械掻き」と長い竿の先に金属製のカゴをつけたジョレンによる「手掻き」による。ヤマトシジミは、6月からが産卵期。 |

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