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塩化物量(細骨材の) [えんかぶつりょう(さいこつざいの)] (chloride content)
骨材に含まれる塩化物の量。コンクリート中の鋼材は、コンクリートのpHが約11以上の場合、鋼の表面が鉄の水和物Fe(OH)2の保護被膜で覆われていてさびは発生しない。塩分を含む砂を鉄筋コンクリートに使用するとCl-がFe(OH)2に対し解こう(膠)作用を示し、保護被膜を破壊し、鋼材の腐食が進行する。このためJIS A 5308(レディーミクストコンクリート)では細骨材の塩化物量を0.04%以下と規定している。0.04%を超えるものについては購入者の承認を得るものとし、0.1%を上限値としている。